2018/08/01

高齢者に医療保険は必要か

70歳以上の高齢の方の場合、年金をベースに家計を組み立て、不足分があれば貯蓄などから補っている世帯が多いのではないでしょうか。

高齢者の医療保険というと、このような意見を見かけます。
・既に加入しているからさらに検討する予定はない。
・健康保険制度が充実しているからそもそも民間の保険は必要ない。

しかし、70歳以上の方に医療保険やがん保険は必要ないのかというと、そうとも言い切れません。

既に医療保険に加入している方は多くいらっしゃると思います。
これからの保険をどうするかはまず「現在加入している保険の保障内容」をしっかり理解しておくことが大切です。
例えば、保険期間の満了とともに契約が終了する全期型の商品もあれば、一定期間ごとに更新されていく更新型の商品もあります。
保障が終わった後のことを考えると、終身で保障を持つメリットなども必然的に出てくると思います。

また、厚生労働省の調査によると、医療機関の受療率や平均入院日数は年齢が上がるごとに高くなっており、公的医療保険だけではカバーできない費用などが発生します。
差額ベッド代、先進医療の技術料、治療費以外の入院に関わる費用などがあげられます。
医療保険には、こういった出費で貯蓄が目減りするのを抑える役目もあるのです。

このように、「病気になった時に困らない保障」は生きている限り大切だということがお分かりいただけると思います。
また、持病があってこれからの保険加入を躊躇っている方向けに、「引受基準緩和型」や「限定告知型」など比較的入りやすい医療保険も多々あります。
不安のない毎日を暮らしていくために、自分に合った保険を活用していきましょう。

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