2018/08/01

要介護状態になる要因

~要介護状態になる原因~

内閣府のデータによると介護保険制度における要介護または要支援の認定を受けた人は、平成27年度末で606.8万人となっており、年々その数は増加しています。
また、要介護者は65歳以上のうち17.9%を占めています。

要介護者等について、介護が必要になった主な原因として以下の結果が出ています。
➀認知症:18.7%
➁脳血管疾患(脳卒中):15.1%
➂高齢による衰弱:13.8%
➃骨折・転倒:12.5%

さらに男女別にみると、男性は脳血管疾患(脳卒中)が23.0%、女性は認知症が20.5%と特に多くなっているようです。

2013年頃から認知症が増えた原因として、
・平均寿命が延びた。
・抗認知症薬が発売された。(一般的に治療薬が発売されるとその薬を使う病気の診断数が増える傾向にあるとされています。)
・介護保険制度が「認知症対応型」になった。
などがあげられ、これからも要介護の原因を占める比率は上がり続けるとされています。

また、内閣府の調査によると介護費用について「年金等の収入でまかなう」と考えている人が63.7%と最も多いとのことです。
介護保険制度で介護サービスの自己負担額はほとんどの人が1割に抑えられていますが、介護制度の限度額を超えることも十分に考えられます。
自宅での介護を希望する方が多いことから、介護しやすいように家の中をリフォームしたり、介護用ベッドを購入したりなど初期費用がかかる場合もあります。

年金だけではまかないきれない事態に備えて、今のうちから医療保険も検討してみてはいかがでしょうか。

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