2018/08/01

自動車保険の免責とは

「免責」とは、損害が発生しても保険会社が保険金を支払う責任を負わないことをさします。一般的に、保険金が支払われない範囲は「保険金を支払わない場合」として、重要事項説明書や約款に記載されています。免責事項に該当する損害に関しては、被保険者による自己負担になります。

事故などにより車が破損してしまった場合に、その修理費用などを補償してくれるのが車両保険です。しかし、必ずしも保険会社が全額を負担しているわけではなく、自己負担金として数万円を支払うこともあります。それが、「免責金額」と呼ばれるものです。
たとえば、地震・噴火・津波による車の損害は免責であり補償されません。つまり、地震によって車が全損した場合、その修理費などは補償されず、自己負担となってしまうのです。
車両保険を付帯される際には、免責事項や免責金額のことも踏まえて契約内容を確認しておくことが大切です。

また免責金額とは、被保険者などが自己負担する金額のことをさします。たとえば、事故によって30万円の修理費用が発生し、免責金額が10万円だった場合、10万円は自己負担となり、残りの20万円が保険会社から保険金として支払われます。保険に加入する際は、保険会社や契約内容によって免責金額の設定額が異なりますので、事前に確認しましょう。

自動車保険を契約する際には、免責事項や免責金額のことも踏まえて契約内容を確認しておくことが大切です。内容を把握せずに契約してしまうと、万が一の時に、思いもよらない出費が発生してしまうことがあるかもしれません。保険の契約内容を確認しつつ、自身の経済状況も踏まえたうえで、適切な補償を選択しましょう。

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