2018/08/01
がん保険の免責期間について
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がん保険やがんの特約などには一般的に免責期間(待機期間)と呼ばれる、保障の対象外となる期間があります。どうしてこのような期間が存在しているのでしょうか。また、何か注意点はあるのでしょうか。がんに関する保険の免責期間についてご説明いたします。
ほとんどのがんに関する保険には契約後90日間の免責期間が存在します。
この期間内にがんと診断されても保障を受けることができません。
免責期間は保険会社によって「不てん補期間」や「待機期間」、「待ち期間」、「不担保期間」などと呼ばれていることもあります。
がん保険に免責期間が設けられている理由は、モラルリスクを排除するためです。
がん保険の診断給付金はがんという診断が確定した場合に給付されます。
そのため、免責期間がないとがんの自覚症状やがんか否かは別として体の不調を感じながらも医者にかかる前にがん保険の申し込みをし、責任開始日以後に診断確定を受けて診断一時金を受け取るということが可能になります。
また逆に、がんはかかっていても初期の内は自覚症状がない、あるいはがんが進行していて医者にかかっても本人には告知されないというケースがあります。こうした場合、がんにかかっていながらも申込時の健康状態に関する告知を告知義務違反なしに通過してしまう可能性があります。
90日間の免責期間を設けることでこうしたリスクを排除しやすくなり、健康な状態でがん保険に加入する人との公平性を保つことができるのです。
このような理由から、がんに関する保険には免責期間を設けている保険会社が多いです。
がんに関する保険に加入できるうちに一度ご検討してみてはいかがでしょうか。