2018/08/01

水災補償について

日本ではさまざまな種類の自然災害が発生しており、その頻度や被害規模も年々増加しています。

「水災」とは、台風、暴風雨、豪雨などによる洪水、高潮、土砂崩れなどにより生じた損害のことをいいます。大雨などによる増水によって河川の堤防から水があふれて住宅が浸水したり、高潮で海岸沿いの住宅が浸水したり、土石流・地滑り・がけ崩れなど土砂が崩落して住宅が損壊するなどが起こり得ます。それにより、自宅や家財にさまざまな被害が出る場合があります。

火災保険は、火災だけでなく、落雷や風災・雹(ひょう)災・雪災・水災・水濡れ・盗難・衝突などによる損害に対して幅広い補償を受けることができます。各保険商品では、補償内容に応じたいくつかのプランを用意していたり、一部の補償を付帯するかしないかを自由に選択できたりします。
この時、水災の補償を付帯することで、台風や暴風雨、豪雨、洪水、高潮、土砂崩れ、融雪洪水などによる被害を受けたときの補償の対象となります。ただし、保険会社によって補償される細かな範囲は異なりますので、どんなケースが補償の対象となるかをしっかりと確認するようにしましょう。

また火災保険は建物だけでなく、建物内の家具や電化製品、衣類といった家財にもかけることができます。水災補償も同様で、建物と家財のそれぞれにかけることができます。
台風や暴風雨による床上浸水で、ソファやテレビが破損した場合に備えておきたいのが「家財保険」です。この家財保険によって、建物が火災や落雷、水災や風災などの被害を受けたときにも、補償を受けることが可能になります。

居住地域が河川に近い、戸建てに住んでいる、地形や建物の構造によっては床上浸水が起きやすい、地下室があるなど、ご自分が住むエリアの地形などをふまえ、必要な補償内容を確認してみるのもよいでしょう。
ハザードマップなども参照しながら、契約内容をじっくり検討しましょう。

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