2018/08/01

家財の保険(火災保険)は必要?

建物の火災保険が、建物本体と本体に付随するもの(塀、門、車庫、物置、設置済みのアンテナなど動かせないもの)を対象とするのに対し、
家財の保険は建物の中にある生活用動産を対象とします。

家財は私たちの生活に欠かせないものであり、損害を受けた場合、修理したり新しく買い替えたりしなければならない可能性があります。
たとえば火災が起きてしまった際、家財そのものが焼失を免れたとしても消火活動で家電や家財が水浸しになり、結果的に家財のほとんどを買い替えなくてはならなくなるケースも考えられます。
生活スタイルにもよりますが、家庭には意外と多くの家財があり、その総額は思ったより大きな額になるのではないでしょうか。

火災保険の補償の対象が「建物のみ」の場合は、家財は補償されません。家財保険に加入していないと、こうした家財の買い替え費用はすべて自己負担となります。家財保険とは、そういった場合に大切な家財を守ってくれる保険なのです。

家財の保険は火災保険ですが、火災による損害だけではなくさまざまな災害による損害を補償してくれる心強い保険です。

補償内容は、火災・落雷・破裂または爆発、風災・雹(ひょう)災、雪災、水災、建物の外部からの物体の衝突、水濡れ、騒擾(じょう)または労働争議、盗難、不測かつ突発的な事故(破損・汚損など)、個人賠償責任などがあります。

火災保険には基本となる補償とオプションで付けられる補償があり、内容は保険会社やプランによって異なります。

このように家財の保険は火災だけでなく、台風や豪雨などの自然災害や盗難、日常的な事故、賠償責任まで、さまざまなリスクから私たちを守ってくれる頼もしい保険です。自分や家族の生活スタイルや住まいの構造や立地、保有する家具などから必要な補償を検討して、どのような補償があれば安心かを考えて契約しましょう。
また、家財の保険にはさまざまな商品があります。1社だけで決めず、複数の会社の商品を比較検討しながら、自分に適した保険選びをすすめていきましょう。

関連記事

2022/08/12

家財の保険(火災保険)は必要?

2022/08/05

法人保険の税制改正について

2022/07/08

法人保険の活用について

2022/06/10

若年性認知症とは

2021/04/23

生命保険を解約する前に注意しておきたいポイント

人気記事