2018/08/01

物忘れ外来について

近年、医療の進歩などにより平均寿命が延びている一方で要介護・要支援の認定者は年々増加しております。

介護が必要となった主な原因の第1位は認知症によるもので、
健康寿命を延ばすためにもなるべく罹りたくはないものですよね。
ですが、年齢を重ねる毎に物忘れをしやすくなることは仕方のないことです。

ただ、その物忘れが単なる老化によるものなのか、
それとも認知症によるものなのかご自身での判断は難しいと思います。

そこで、老化による「物忘れ」と、疾患による「認知症」を判別し、
認知症を早期発見・治療するための「物忘れ外来」という医療機関があります。
※物忘れ外来とは言わずに「メモリークリニック」や「認知症外来」と呼んでいる医療機関もあるそうです。

~ 物忘れ外来での検査の流れ ~
♢面接・問診
(患者さんだけではなく、家族の客観的な見解も必要となります)
♢身体検査
(尿検査や血液検査、心電図、胸部X線撮影など一般的な身体検査も実施します)
♢神経心理学検査
(高次脳機能障害を客観的に評価するテストで、患者さんに質問しながら評価していきます)
♢画像検査
(脳の形を調べる「形態画像検査」と血液の流れを調べる「機能画面検査」をし、脳の構造を画像で診ることで脳内に異常がないか確認します)

物忘れ外来は主に大きな総合病院に併設されていることが多く、
気になる方は一度かかりつけ医または地域包括支援センターに相談してみましょう。
また認知症に備えられる認知症保険というものもありますので
この機会に是非検討してみてはいかがでしょうか?

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